目標を手帳に書くと叶いやすくなる、その5つのポイント

引き寄せ

年月の初めや環境の変わり目、ご自身が思い立った時などに、「今年こそは!」などと目標を立ててみたり、立てようかと考えたりすること、ありますよね。
「恋人をつくる」「ダイエットして○キロになる」「憧れの場所へ旅行に行く」などなど、実現したらと考えるだけでワクワクすることがたくさんあります

もちろん、「定期的に運動する」なんて、簡単そうで継続が難しいことに挑戦するのもステキです。
ただせっかく立てた目標を「達成できた!」と言える方は中々少ないのではないでしょうか
目標を立ててみたはいいけれど、具体的な行動に結びつかなかったり、途中で諦めたり、どんな目標を立てたか忘れてしまったり。

そうして、結果的に変えたかった「以前の自分」と変わらない……。私自身、何度もそうなりました。
その状態を変えるツールとして、お勧めしたいのが手帳です! 
手帳へ書いて、叶えちゃいましょう!

目標を言語化する

目標(願い)が何か固定化される

まず必要なのは、自分が達成したい目標・叶えたい願いを決めることです。
叶えたいものを言葉にすることで、自分の目指しているものがぶれずに固定化されます。

家族や友人の目を気にせずに、自分の本当に叶えたいこと、望んでいる未来を思い描いてみてください。それを言葉で表現してみると、どのようになるでしょうか。

この時、注意していただきたいことが3点あります。

「~になりたい」でなく「~になる」と断定系で書く

「なりたい」だと「まだ今は叶っていない」状態を無意識に刷り込んでしまいますのでご注意ください。

「あぁ~! 恋人ほしい~!!」とどれだけ感情込めて言っている人がいても、その人がすぐ恋人ができるとは限りませんよね。また、ブラック企業で得た体感ですが「仕事辞めたい」が口癖になっている人より「辞める!」と言った人の方が早く辞めていきます。
「断言すると、口にしたその未来に近づいていく」と思っていただけると分かりやすいかもしれません。

「海賊王におれはなる!」みたいなイメージです

時期や数値を入れるなど具体的に

例えば「痩せてキレイになる!」よりも「今年の7月までに50キロに落とす、水着で心置きなく遊べるようなスタイルになる」の方が、目標の姿がイメージしやすいですよね。

否定的でなく、肯定的な表現に

「~しない」「~でないようにする」みたいな表現は避けてください。
これは他の記事でもお伝えしたように、「ヒトの脳(無意識)が否定形を理解できない」ため、否定したい「~」の部分を鮮明にイメージしてしまうためです。

たとえば「青色をイメージしないでください。さて、ひとつ色を思い浮かべて」と言われた場合、青色がよぎってしまいますよね。
このように否定されると「なぜそれを否定するのか」と意図せず脳の好奇心を煽ってしまうことになるので、目標設定は肯定的な表現にしましょう。

目標をどういうものか定めることで、自分が今必要とするものや行動がなんとなくでも見えてきて、それに向かって行動しやすくなります。

必要な情報をキャッチしやすくなる

目標を言語化し、何かを固定化することで、脳にそのことが刻まれます。
ヒトの脳は、2割が顕在意識で8割が潜在意識(無意識)と言われています。

また、身の周りにあふれる情報から、私たちの脳は無意識に「自分に何か関係があるもの」「自分が好きなもの、取り入れたいこと」を取捨選択してインプットしています。取捨選択したうえで、寝る時に海馬で8割の情報は記憶せずに忘れていきます。

(たとえば「昨日憧れのあの人とお話しした」ことは話した内容や表情もバッチリ覚えていても、「3日前の夕食で食べたもの」や「今朝すれ違った人の顔」はよほど特徴的な何かがないと覚えていないはずです)

目標を言語化して達成しようと決心した場合、この性質を利用して考えてみるとどうなるでしょう。そうです、無意識のうちに日常の中で必要な情報を探し、目標に関連したことが目に飛び込みやすくなります

また、一見関係ないことでも、
「この情報の持つ本質は私の目標にも言えることじゃないか?」
「今起きたことを私の目標へ当てはめて解釈できそう」
などと、必要な情報として取り込めます。

貴方の身の回りに起こった「出来事」は全て、何か意味があって貴方に訪れたはずです。
なので、ご自身の意味づけ次第でご自身に活かせます。

せっかく言語化した目標を忘れてしまうのはもったいありません。
目標を言語化した後は、その目標を達成する環境を整えましょう。

目標は常に意識すると叶いやすい

無意識に訴えるには何度も意識する必要あり

常に意識する、と書きましたが、実際にずっと考え続けることは中々難しいですよね。
なので、何度も意識するために、その辺の紙ではなく手帳に書いておくと、自然と見返し、目標を考える頻度が上がるはずです。

そうやって繰り返し見返すことによって、「意識しない」状態から「目標について考える」習慣が根付きます。結果として、あまり注意してしなくても、無意識にそれを考えられるように変化できるでしょう。
そうなると、「叶った現実」を引き寄せやすくなります。

持ち歩くからいつでも見返せる

手帳のいいところとして、持ち歩けるので、見返そうと思ったときにいつでも書いた目標が見えるところが挙げられます。
いつでも読めるならといったん放置してしまうと全く見なくなってしまう危険性があるので、落ち込んだ時や寝る前等、確認する時間をご自身なりに設けるといいかもしれません。

自分が叶えたい目標を見て、叶っている自分をイメージすることで、気持ちが上向いたり、いい夢が見られたりする効果も期待できます。

手帳は他人にほぼ見せない

何より手帳は、予定をはじめたくさんの個人情報が載るためか、自分以外の人に見せる機会はほぼありません。
書いているところを覗き込んでくる人もあまりいらっしゃらないでしょうし、閉じられているものは「誰のものか」さえ分かれば開かれずにいることが多いはずです。
ですので、自分の好きなことを書いても問題ないと言えます。

手帳に書く利点は分かったけど、手元に置いておくなら、携帯に入力したらよいのでは? という声が聞こえてきそうですので、手帳ならではの利点をお伝えしたいと思います。

自分で紙に書き出すと印象に残りやすい

脳を刺激する

まず、紙に書くという行為が電子機器で入力するよりも脳を刺激します。
母が昔言っていたのですが、「パソコンで文章を作るようになってから、漢字が出てこなくなった」「見れば読めるけど書けない漢字が増えた」という経験、貴方にもありませんか?
私も、語源の玉が云々という話を知るまで「完璧かんぺき」の「璧」を「かべ」と書き間違えていましたが、電子機器だと読みが分かれば書けるので気が付きませんでした……。

それに学校の机で板書をノートに書いていた頃は、たくさんのことをすぐに用語として思い浮かべられていましたが、今はそういうわけにはいきません。
どうも紙に書く時に「思っている字をなぞって書く」のとキーボードやフリック機能等で「入力する」のとでは、脳への刺激の度合いが違うようなのです。
なので、あることをしっかりと意識するためには、紙に書いた方が有効です。

書くことで頭の中を整理できる

これは叶えたい目標を立てる時にも言えますが、モヤモヤとしていると自分が何をしたいのか分からなくなってきてしまいます
たとえば、アフリカ大陸を自転車で縦断した女性の話ですが、「行く前に、不安を文字にして書いたら、不安がなくなった」そうです。

不安を細分化し「なあんだ、なら大丈夫!」にしていったそうです
(解決案「たしかこうだったはず」とうろ覚えで申し訳ないです)

漠然と不安だと「どうしようもない」と思ってしまいがちです。それを「何が不安なのか」を紙に書いて細かく分けると、「対応策」を思いついていきます。

「不安」を書き出して、それに「こういう理由をつけたら、大丈夫だ!」と、過去の自分と対話して解決できるのです。
  それに、自分が分かりやすい方が意識しやすいので、書いてみて「より分かりやすい言葉」を探してもいいかもしれません。

目に飛び込むよう工夫しやすい

また、スマホでは中々出来ませんが、手帳なら記号や吹き出し、色などで視覚的にも楽しくカスタマイズできます。
先ほどの繰り返しにはなりますが、他人に見られない手帳に対して書くのです。

せっかくなので、赤色や黄色、金色といった注目色やシール、イラスト等を活用して、バッチリ脳裏に焼き付けてしまいましょう!

それから、手帳の「紙」という側面から「予定を立てるもの」という側面で考えますと、次のことも言えると思います。

時系列での目標も書きやすい

1年単位の目標に向けて、1ヵ月単位の目標

手帳はマンスリーやウィークリーといった形式は違いますが、メインのページは何かしら時系列に並んでいます。
もし大きな、気の遠くなるような目標の場合、1年単位で立てても「具体的に何をすればいいか分からない」なら、意識するだけで結局は上手くいかないということもありえます。 

それを、1ヵ月単位や週単位で分けて徐々に達成するように考え方を変えると、当面「何をすればいいのか」が分かるので、 企画倒れを防ぎやすくなります

どうでしょう、手帳に書いてみたくなってきたでしょうか?
最後に、目標を書くにあたって注意していただきたいことをお伝えします。

注意事項

1ヵ月に複数の願いを書く

1ヵ月にひとつのことだけを目標としてあげていると、それが途中で出来なくなった場合「今月何も目標を達成できなかった」という気持ちになってしまいかねません。

そうなるのを防ぐため、目標を掲げるときは複数挙げるようにしておく方がいいです。
仕事関係、友達関係、生活関係、恋愛関係――生きていく上で色々なことが絡み合っている分、目標は1点集中にしづらいですよね。

トータルで、ゆるりと楽しい貴方を目指して「これができた! えらい!」と言える機会を多くするべく、複数達成したいことを書いてみてください。
今の自分では叶うか分からない「願い」も入れておくと、手帳を見返すたびに気持ちが向上して良いかもしれません。

簡単な目標を入れて、達成感を味わう

目標を複数書いた上で、そのどれもが難しいことだと、全てが上手くいかないという危険性が出てきます。
目標を立てる時、スケジュールを立てる時にベストなコンディションを想定してしまうと、(私も経験があるのですが)自分の体調や、気力や、身の回りの環境次第で、思っていたところまでいかなくて「またダメだった」という切ない気持ちになってしまうかもしれません。

そうなってしまうを防ぐために、日常生活ですぐに出来そうな目標も混ぜておくと、「これだけはできた!」と達成感を味わえます。

その達成感を味わって、次の月は
「2つ以上達成できるようにする」
「半ばで時間が切れてしまった目標に再挑戦して今度こそ達成する」
などと、どんどん挑戦されたなら、数年後には見違えるほど違っているでしょう。

目標を立て続けることに価値がある

唐突ですが、「1.01の法則」というものをご存知でしょうか?

楽天の三木谷社長の著書に引用されて有名になったそうで、中国の学校にも貼ってあるそうです。画像にもあるように、
「昨日の自分よりほんの少し頑張った」毎日
「昨日の自分よりほんの少し怠けた」毎日とを比べてみると、
同じくらいだった人でも1年後にはものすごく差が出てきてしまいます。

もちろん毎日出来る日や出来ない日ばかりではないので、完全にこの通り差が開く訳ではないでしょう。ただ間違いなく、あなたの努力は決してあなたを裏切りません。
1つの目標を達成したら、また次のゴールを設定して前に進んでいく。
自信を持ってやり進めてみてください。

もちろんできない日があっても大丈夫です。
「まわりが頑張っている分、現状維持は衰退だ」という意見も一理ありますが、出来ない日はしっかり休んでまたできるように調子を整える日なのだと切り替えましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。簡単に振り返ってみましょう。

  1. 目標を言語化する→何を目指すかが定まる
  2. 必要な情報をキャッチしやすくなる
  3. 常に意識すると叶いやすい→手帳なら何度も見返せる・持ち運べる・人に見せない
  4. 紙に書き出すと印象に残りやすい→脳を刺激する・頭の中を整理・ペン等を工夫して楽しく書ける!
  5. 時系列での目標も書きやすい→大きな目標を細分化できる

目標を考えて書くだけでも、ある程度引き寄せられます。
ただそれを「ある程度」にとどまらず「どんどん」「見違えるほどに」引き寄せるには、何度も見たり具体的にしたりと工夫する必要が出てくるのです。やるのなら、ご自身のビフォーアフター楽しみたいですよね?

年末に「年始に手帳へ書いたやりたいこと、今見たら8割叶ってた!」という経験を、私はトントン拍子に結婚式を挙げた年にいたしました。
繰り返し目標を口にしていたからかもしれませんが、手帳に書いて逆算した行動をとっていた効果も無視できないと思っています。

今のままではない貴方に変わるために、まずは何をしたいのか考えてみましょう
ステキな未来図を描いて、ワクワクしてみてください。
大丈夫です、変われます。私も少しずつですが変われました。貴方にも、今よりもっとステキな未来が訪れます

WANIMAの『やってみよう』みたいなテンションで、新しい貴方への挑戦を楽しく思い描いてみましょう。楽しい気分になる時間をつくることが重要です。

最後までご覧いただきましてありがとうございました!
私が実際に書いて、叶った例を公開した次記事もお読みいただけるととても嬉しいです。

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