こんにちは、もも海です。
前回の記事で脳、もっと言えば無意識・潜在意識と言われる領域の特性を知って、より簡単に目標達成に近づいちゃいましょう! という話をいたしました。
特性を知っていざ目標達成に近づく際、1つ気をつけていただきたいことがあります。
それが「脳の理解度は5歳児レベル」ということです!
そうだとしたら、何が悪いの?
と思われるかもしれません。5歳児レベルだと何が問題なのか。
それは「よく分からない部分が抜け落ちてしまう」事態に陥る点です。
そうなると、頭(顕在意識)で考えたきちんとした目標到達への道が、無意識化(潜在意識)で違うものになってしまいます。気づかず落とし穴に落ちてしまうようなものですね。
それって「すごくもったいない!」と思われませんか?
だからこそ、脳が「よく分からない」ことを知って、それを違う表現に工夫しましょう。
そうすることで、より早く簡単に、目標達成へ近づけるはずです。
この記事では3つの脳が「よく分からない」ことをお伝えします。それではまいりましょう!
否定形はよく分からない
まず1つ目に、「~しない」などの否定形を理解できません。
だからこそ、最初から自分の求めるものを示した肯定文にする必要があります。
・寝坊しない
⇔ いつもの時間までに起きる
・居眠りしない
⇔ 最後までしっかり起きて取り組む
たとえば上の文章、「⇔」の前後で大体同じ意味ですよね。
しかし、否定形がわからない=否定形のない肯定文で理解してしまいます。
そのため、上側は「寝坊する」「居眠りする」と全く逆の、望んでいない意味でインプットされるのです。
小さな子に「お皿落とさないようにね」と声をかけたら高確率で落としてしまうそうです。
「お皿落と×××ようにね」の「×××」部分が肯定文の「す」に置き換わるために、手を放すイメージに引っ張られて。
この場合は「お皿をしっかり持って、あそこへ持って行ってね」などと言い換えると、高確率で割らずに目的地まで運べるそうです!
禁止されると気になって仕方なくなる
先ほど例えた小さな子のように、「~しないで」と否定された状態になる、つまり禁止されると、「なんで?」と気になって仕方なくなります。
もし経験豊富で、すぐに「――という理由で禁止されたんだろうな」と思えたとしても、気になった感覚は消えません。
これは貴方がどれだけ理性的であったとしても、潜在意識が注意を払ってしまうという点にご留意ください。もちろん、貴方が「~しないで」と伝える側だったとしても。
「こっちを見ないで!」という声が聞こえたら、見るつもりもない方角だったとしても目を向けそうになって、そわそわした。そんな経験はございませんか?
「ビールのことは想像しないでください。あの喉越しのよさは決して考えてはいけませんよ」などと否定形で言われても、あなたはしっかりとビールのことで頭がいっぱいですね。
潜在意識は否定形を肯定形として理解します。
『幸せな宝地図であなたの夢がかなう』p72-73
ですから、「~しないぞ」と意識すればするほど「~してしまう」のです。
現実と想像の違いがよく分からない
2つ目に、「今」自分が感じ、考えたことが現実か想像かの区別がつきません。
この想像には、過去を思い出すことや未来を予測することも含みます。
楽しい未来や嬉しかった思い出を想像してワクワクしているのも、老後の不安や悲しかった思い出を想像してしょんぼりしているのも、全て「今」なのです。
だからこそ、次のことが言えます。
今思っていることが「現在起きていること」
たとえば1週間前に仕事でやってしまったミスを、毎日後悔しているとしましょう。
その場合、ミスが起きたのは1回だけでも、7日間悲しみややるせなさを思い起こしているので最低7回、思った回数分、実感として起きたことのように脳は感じてしまうのです。
反対に、まだ起きていないことをもう体験したかのように記憶することも出来ます。
お金持ちになったら、恋人ができたら、今悩んでいるアレが解決したら、行きたいところへ行けたら――。
楽しい気持ちやどういう行動をするかを、断定形や過去形で考えてみましょう。
「現在起きていること」と認識され、そのビジョンが現実に反映されていくはずです。
三人称がよく分からない
「よく分からない」こと、最後は三人称です。
より正確に言えば、二人称もいまいち分かりません。脳の中では次のように置き換えられているためです。
主語は常に「自分」
話に出てくる登場人物、特に主語は全て一人称、「自分」として理解してしまいます。
つまり、このように主語を置き換えた形で認識するのです。
だからこそ、次の意識が大事になってきます。
全て「自分」に対して言っている
褒めても貶しても、良いことも悪いことも、全部「自分を紹介する文章として」発信していることになるのです。
たとえば、仕事もバリバリできてプライベートや趣味も充実していて、誰にでも分け隔てなく優しいステキな方がいたとしましょう。
その人を見て、「ずるい! 私もあの人みたいに〇〇があれば」とネガティブな印象を抱くのも、「いいな! 私もあの人みたいに〇〇やってみよう」とポジティブな印象を抱くのも、もちろん自由です。
ただし、太文字で強調した印象や、気持ちは自分に向かっています。
そのため心の中で使う言葉こそプラスにした方が、内面から磨かれるのではないでしょうか。
「あいつなんか失敗すればいいんだ」って心のなかで思うと、相手にはそれほど影響を与えませんが、自分は失敗することをイメージすることになりますので、影響を受けるのは相手よりも自分(一人称)となります。
よく言いますね。「人を呪わば穴ふたつ」と。
『幸せな宝地図であなたの夢がかなう』p73
逆に、「人を祝わば福ふたつ」ですね。
人を心から祝福することは、じつは自分に一番影響を与えているのです。
主人に出会う前に参列した結婚式、二次会の場所が離れていたため友人2人とタクシーで移動しました。
その時に「友達の幸せを心から祝福できているんだから、君たちもすぐ結婚出来るさ」と運転手さんに言われ、とても嬉しくなったのを思い出します。
まとめ
いかがでしょうか。
脳の理解度は5歳児レベルのため、「よく分からない」ことがあります。
「よく分からない」こと → それにより修正して認識されること
①否定形 → 肯定文に直してしまう、禁止は気になる
②想像と現実の違い → 今思っていること=現在起きていること
③三人称 → 主語は「自分」に置き換わる
これらを知っておけば、「××しない、じゃなくて」などと、脳に理解してほしいように考え方や言い回しを変えることが出来ます。
〇〇する、出来る!! 私も嬉しい気持ちでいっぱいになれる!
脳を味方にして、どんどん楽しく叶えていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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